同人グッズとは
同人グッズと聞くと出てくるのは、大手サークルのノベルティ(紙袋、バッグや雑貨など)ではないでしょうか。同人誌を買ったらおまけでついてくるものというイメージです。
しかし最近はその同人グッズをメインの頒布物とするサークルが増えています。
最初はビーズやチャームを使用したアクセサリーが多かったですが、今はバッグやぬいぐるみ、その他雑貨など様々なものが制作されています。
同人グッズの問題
同人グッズサークルは増えてきていますが、そういったサークルを批判する人もいます。
その理由はいろいろありますが、いくつかあげるとすると
- グッズ制作は公式の目につきやすい
- 公式のロゴや商標登録されているであろう要素を使って制作されたグッズがちらほら
- 絵や小説がかけないやつがやっているという見下し
辺りではないかと思います。最後のは2ちゃんとかを見た印象ですが、前二つは実際に
問題がおこって騒ぎ(炎上)になっている方が複数おられます。
詳しくはこちらのまとめを見て下さい。
【二次創作】同人グッズ製作のガイドラインまとめ
特に最初の「公式の目につきやすい」というのは、同人誌はスルーされているが
同人グッズは注意・警告がされたケースが多いからです。
同人誌だと、カップリング漫画など公式では描かれないであろう部分に焦点を当てている作品が多いのでファンアートとしてスルーされています。
しかし同人グッズは公式も作っているので、似ているグッズは海賊版ということになりますし、公式グッズの販売に影響をもたらしたり、その他トラブルを起こす可能性が合ったりと様々な理由で危険視されているんです。
同人誌でも、公式の漫画をそのまま模写したり公式でやった話を小説にしたりすると問題になります。公式グッズにそっくりな同人グッズを作るというのはそういう事なんじゃないかと思います。
そこで、問題を起こさない同人グッズを制作するには
【公式グッズとのデザインかぶりをひたすらに避ける】
例えば、公式で原作に登場する学校の校章・学校名が入ったトートバッグが販売されていたとしたら同じように学校名などが入ったバッグは作れません。
しかし、その学校のキャラクターのイラストが入ったバッグは問題はない、と思われます。
【公式で登場するロゴやマーク、ユニフォームなどは使わない】
著作権や商標権などは作品そのものだけでなく、作品に登場するロゴやマーク、厳しい話ではシルエットなどにも有ります。
これは海賊版製品への牽制や対処的なアレですが、同人グッズもその網に引っかかってしまう可能性もあります。なので上記のような要素を組み込んだデザインは徹底的に避けましょう。
【理想的なグッズデザインは、自分でかいたイラスト】
作品名や作品に登場するロゴやマーク、施設名などは入れないのが理想です。
入れてもファンだけが解るような略称やあだ名のようなもの(ワン●ースならOP、ワンピ)などで表現しましょう。
文字もマークも使いづらいとなったら残るのはイラストや柄ですね。
自身で制作したイラストなら充分ファンアート作品となりますのでグッズを制作したいのならそういったものがおすすめです。
グッズ製作にあたって
実は私もグッズを制作した事があります。
その制作にあたって参考とするために何回か同人イベントに行きました。
それでグッズサークルに見て気づいたことがあるんですが、
同人グッズはクオリティよりも何のキャラクターを表現したグッズなのかが重要なような気がします。
正直、塗りムラやはみ出た接着剤が目立つといったクオリティが低い作品は多かったですがキャラクターのイラストが可愛ければ買いますし、グッズを買うのは良いグッズだからというだけではないです。
高クオリティな作品が売れるというのはもっともですが、キャラクターの多様さ、レア・マイナーキャラクターのグッズも結構需要があります。